アメリカ便り(第五十一歩)

■BBQ!

アメリカでは5月の最後の週の月曜日がメモリアルデーという国民の休日があります。アメリカ人にとって数少ない3連休の週末、初夏の気候に定番なやることの一つにBBQがあります。

日本でバーベキューと言えば、魚介類や野菜、とうもろこし、焼肉用のお肉など、美味しい食材を揃えて、グリルをみんなで囲んで好きなものを自分で焼いて食べるというスタイルが一般的かもしれません。
これに対して、ここダラスの現地のアメリカ人宅に招待されていただくバーベキューは、その殆どが招待する側とされる側にはっきり分かれているようです。ポットラックパーティと称したパーティでは、招待された人も自分で料理したものを持参してみんなで分けて食べることもあります。どんな料理にするか前もって話し合っておいて重複しないように工夫したりしますが、各家庭での自慢の料理を楽しむこともできるのでこのスタイルも大好きです。

今回招待されたテキサスの典型的なバーベキューパーティでは、やはりポークリブが主役でした。数日前から下ごしらえをしておいた大きなリブを前日から下火で8時間かけて柔らかくグリル。骨を持つとホロリと落ちそうなくらい柔らかくなったリブを振る舞う直前に軽くスモークして焼いてくれるので、スモーキーな香りがたまりません。甘辛いソースをちょっとつけていただいたらもう何も言うことはありません。

こちらはお決まりのメニューですが、豆を柔らかく煮込んでB B Qソースで味付けしたもの、刻んだキャベツのコールスロー、鮮やかなグリーンに茹でたグリーンビーンズ、酸っぱくて辛いハラペーニョ唐辛子の酢漬け。デザートはこれまた定番のピーチコブラー。テキサスでB B Qレストランに行ったら必ずあるお決まりのコンビネーションではないかと思います。

GROCKによれば、バーベキュー(barbecue)」という言葉の語源は、16世紀にカリブ海地域で先住タイノ族が使っていた言葉「barbacoa」に由来し、もともと「barbacoa」は、タイノ族の言語(アラワク語族)で、木や枝で作った枠組みを指し、肉や魚をその上でゆっくり火であぶったり燻したりする調理法を意味していましたのだそうです。スペイン人探検者がカリブ海地域でこの調理法を目にし、「barbacoa」という言葉を記録。17世紀頃に英語圏に伝わり、「barbecue」として綴りと発音が変化しましたとのことですが、テキサスの田舎では、「キュー」の一言でバーベキューのことと通じてしまうところもあるとか。
Ya’ll wanna eat some Q? (あんたら、バーベキューでも食べるかい?) みたいな感じです。(笑)

さてさて、このバーベキューという語源は、植民地時代に先住文化とヨーロッパ文化が交わった歴史を反映していますが、植民地といえば、日本は大丈夫なのでしょうか?近い将来、中国の植民地にならないようにハラハラドキドキしながら願ってるところです。これまでアメリカの言いなりだったのに、トランプ政権になったら殆どアメリカの言うことを聞かなくなったように感じませんか?

実は先日一時帰国してきました。その際に改めて思いましたが、NHK含め日本のテレビは完全に洗脳装置です。特に世界情勢のニュース解説ものや、トランプやロシアの政権関連のニュースは視聴者の思考の誘導する方向に大きな疑問ばかりでした。

財務省内部では、あと20年で日本は中国になってしまうから今のうちから中国の要人に点数稼ぎしておくなどということを言ってる職員もいるとかいないとか。東大生の留学生の67%が中国人だそうです。トランプが規制を強めるハーバード大学も中国人が多いが学生ビザを取り消された場合には、日本で引き取ることも検討されているとか。
https://www.sankei.com/article/20250601-5APTSOLMO5PDRPE4MEBELDWAJU/?outputType=theme_weekly-fuji

埼玉の移民たちの問題や、中国からの学生に返金不要の奨学金やら、米騒動、増税、その他諸々、今のままでは絶対ダメです。アメリカにいると日本の将来は本当に心配です。なぜこんなことばかり起きているのか疑問だらけです。皆さんもぜひ政治の行方、そして日本の国の行方を案じて、ぜひご自分で色々とお調べになっていただけたらと思います。

今度の参議院選挙は日本の近代市場においてとても重要なものだと感じています。衆議院選挙も同時に開催される可能性もあるとかないとか。

私もB B Q食べて、7月にはヒューストンまで行って在外投票してこようと思います。
ではまた!

(米テキサス 谷 景太)