橋本ドンのマンション管理での嘘のようなホントの話?!(第五十八歩)

■マンションを快適に過ごすには、何が大事なのか?

2026年新年あけましたね?!
2025年も慌ただしく過ぎていきましたが、2026年はどんな年になるでしょうか?楽しみですね。
マンション管理士の橋本です。

新年はじめてのメルマガは、マンションライフの快適性のお話を?!
皆さん、日々のマンションでの生活において、何があれば快適なマンションライフが過ごせると思いますか?
当然、マンション自体、建物の美観等の清潔さ、さらに設備などの不具合がないなど、しっかりとした修繕ができているなど環境面が重要なのは言うまでもありません。
ただマンションにおいて、そう共同住宅、色々な複数の人が集まる建物においては、それと併せて、実は「人」との関わりが快適な生活を支える大きな柱となっています。
そう、マンションには様々な世代や価値観を持つ住民が一緒に暮らしています。
そして色々な経験をされている人、そう、千差万別な人々が集まっているため、ちょっとした挨拶や、困った時の助け合いが、実は、住環境の良し悪しを大きく左右します。
逆に、こういった小さな事が出来ていない、しなかった事が、大きなトラブルに発展することも少なくありません。
例えば、ゴミの出し方や共有スペースの使い方ひとつをとっても、相手への思いやりやマナーを意識するだけで、トラブルを未然に防ぐことができます。
そう、ほとんどが、この、それぞれ異なった「人間関係」をいかに構築するか?で快適さが変わってきます。

ちなみにこういった人間関係のトラブルで、マンションで多い内容、そう、素行系のトラブル(人が起因しておこるトラブル)で、主なものは、
①騒音
②ゴミ出し
③ペット、子供の事
④ルールを守らない(共用部の使用、規約、使用細則等)
⑤その他、素行が悪い(異臭を出す、汚部屋による水漏、絡み、病気よるトラブル)
等々です。

特に、騒音、ペット子供の事、その他での素行トラブルは、専有部である自分の部屋での生活において直結するトラブルでおこると非常に困ります。
またゴミ出し、ルールを守らない、その他では共用部を含めた快適な生活を脅かす、嫌な気分になる、不公平感を感じるトラブルです。
後者はマンションに住んでいる人のほとんどが感じる問題行為なので、そこの悪い人に対して1対全体(複数)の構図になり、その人をどうにかすれば、環境は元に戻りますが、
前者の場合は、当事者間の問題、そう、1対1の内容にて、なかなか建物全体としての理解、協調性が得られず、解決しづらい、どちらもが痛み分けなる事が多いです。

また、こういった人とのトラブルは、実は理事会(役員)と他の組合員との間でも起こっていることがあります。総会での意見の違いやその運営方法、議案の決定事項など。。。
では、こういったトラブルに対して、どのように改善すればいいのか?!
まずこういったトラブルについては、お互いがお互いを知らない事からの試行錯誤にほかなりません。
そう。相手の事を詳しく知らずに、こういう人だ、人の事を考えず身勝手な行動をされている、といった決めつけから、徐々にエスカレートします。(これは職場での人間関係でも同じかもしれません)なおこれらの事も相手の事を知っていると注意もできますし、寛容になれたりすることもあります。
とはいえ、なかなか都市圏でのマンション生活は隣の方との近所付き合いもままならない状況で、周りの事を知るというのはなかなか難しいです。

そのため、なかなか個人間での対応が難しい事もあり、何かしらの改善となりますと、管理組合での活動。そう、役員、理事会の動き、その活動が大きな役割を持ってきます。

では、どうするか?!まずは、自分たちのしていることを可視化することからはじめる、「知るってもらう事」そして次に「伝えること」、更に「参加すること、参加してもらう事」が大事です。
まずは、繰り返しになりますが、管理組合の活動や理事会の動きをオープンにする役員や理事会がどういう動きをしているのか、日常の活動や決定事項を可視化することで、みんなが関心を持ちやすくなります。逆に陰で動かれると、何をしているか分からないし、そんな理事会の決めたこと大丈夫かな?!疑心暗鬼になり、疑いをもちます。そんな時に負担がくるような議決決定をしようものなら?!これまでの不満が爆発します。
なので、行動を可視化する、まずそこが最初のステップのように感じられます。
そして、それを以下に伝えるか、知ってもらえるか、議事録を配ったり、重要案件ですと説明会を開いたり、アンケートをしたり、伝えることも大事ですが、その行動が相手に伝わる事も大事です。
(そう、規約や使用細則等、ルールを作って終わりにせず、分かりやすく発信すること
掲示板や回覧版などを使って、マナーやルール、注意事項を優しく分かりやすく伝えたりすることも大事です)
最後に住民どうしが顔を合わせて話す機会をつくる、そう総会はもちろんですが、年に数回でも良いので、住民交流の場を設けてみたり、雑談や相談の場があることで、ご近所同士の距離が近くなります。
そしてお互いを知る機会になります。そのお互いを知る事で、トラブルがいくらか回避されます。
あとは、困ったときに、すぐに組合や理事会に相談できる、小さな悩みも気軽に相談してもらえる雰囲気づくり環境づくりも大事です。

とはいえ、こういった活動をしていても、色々な問題、トラブルは発生します。
建物や設備のハード系のトラブルは物理的なので、それを直せば正常な状態になりますが、人の問題、ソフト系の内容はなかなか解決しづらい、再発する可能性が高い案件のため、色々な意味でパワーを使いますし、それにともなう人間関係を傷つけます。
なので、その問題を組合員全員で同じ方向性をもって改善にあたる事が大事だと思います。
また、人と人とのトラブルを第三者へ委ねるのも一つです。どうしてもご近所間でするとその後が気まずいですし、しこりを残しますし、また、さらなる感情的な気持ちになります。
それを第三者に委ねることで、それを和らげることは実際あります。一般的ですと、共用部の管理会社さんや、その他としては、第三者、そしてマンション管理士等の専門家あたりかと?!そう、ほんとマンションの管理は奥が深く、また、仮に良好な状態であっても、社会状況の色々な変化に合わせながら、その良好な状態を維持することは非常に難しく大変です。
特に、この急激な変化で、早い、現状において、すでに問題になってきている、老いの話などに加えて、インフレや管理体制の変化などに対応するには、従来の管理の方法では限界が来ているかもしれません。
その改善として、前回お話した第三者管理等もひとつではありますが、まずは、そんな変化を求められている中でも、少なくとも、マンションライフを快適にするためには、、「人」と「建物」どちらか一方だけ良くても十分ではありませんし、特にソフト面での、日々のちょっとした気配りや、住民どうしのコミュニケーションが大きな力になります。
お互いを支え合うことで、初めて理想的なマンションライフが実現します。
日常のちょっとした心配りが、第一歩で、そこから、よりよいマンション管理に繋がっていきます。
是非そのあたりを気に留めながらマンションライフを過ごして頂けましたら幸いです。

また、私たち管理士も、微力ながら、みなさんが快適に過ごせるお手伝いをしていきますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
それでは、また!それでは、また!
(マンション管理士 橋本 和聡)

【執筆者プロフィール】
橋本和聡(はしもと かずとし)
賃貸管理、マンション管理の“今”を、現場から直送!の意気込みで執筆しています。
25年以上にわたり、賃貸管理、マンション管理の現場に携わってきたベテラン。現場での気づきや実践的なヒントを、ブログとSNSで発信しています。
📘ブログ:https://note.com/brigebookdon/n/n56a2b8bd69f9note
🔗SNSまとめ:https://lit.link/brigebookdon
資格:マンション管理士、管理業務主任者、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、CPM(米国不動産経営管理士)、第二種衛生管理者