カトー折りの散歩道(第五十四歩)
■ほどほどに楽しむ姿勢
こんにちは、いつもお読みいただきありがとうございます。
やっとコラムを書ける環境になりました。地元の夏祭りで私は消防団の一員ですので、その祭りの中で露店をやりました。私は焼きそばの企画・設営などの指揮をしておりました。
いや〜極暑と鉄板からの燃えるような熱風を受けてしまい、軽度の熱中症になりました。冷房の効いた自治会館で1時間半動けませんでした。なんだか体調がおかしいと思ったのですが、顔が真っ赤になっていると言われ、仲間や自治会の方々にはご心配をおかけしました。でも無事に焼きそばを400パック販売しました。250円で250グラムの焼きそばです。美味しいと満足していただきました。片付けや会計処理も終わって、本当にホッとしました。
今回の焼きそばの販売計画やスタッフの意見を聞いて、それを食材の注文にも反映しました。売上を伸ばそうと紅生姜や青のりをミニパックで対応しました。その成果として行列もできず、スムーズに販売できました。毎年はすごい行列で、こちらは汗だくだったのですが、今回は順調にできたのです。
そういう反省や意見を取り入れて目標に近づけるのがマネジメントというものでしょうが、それがこういう数字になって現れるのですから、経営というのは面白いのかもしれません。どなたも気持ちよく楽しく終わらせることができてよかったです。でも私が一番喜んでいるのは、赤字にならず立て替えた精算も無事に終えて、トラブルや面倒なことを残さずに終えたことです。つまりストレスやフラストレーションを残さずに終えることが、私にとって一番のご褒美です。
すっきりとした気持ちでこのコラムに向き合えることは、自分を見つめるよい機会でもあります。それと「ほどほどにすること」が一番の特効薬であることに、今回は気付かされました。今回600パックを目標にしていました。それはパック1つに200グラムの場合でした。でも実際はたっぷり盛ったことで、閉店時の30分前に行列もできず、静かに終えることができました。数の目標にこだわらずやっていましたが、私が軽度の熱中症になったのは、大きな鉄板に炭で強めた火力の中で、どれだけの焼きそばができるのか最大量をこしらえたら、人間がダウンしたのです。テントの中でさらに忙しくさせるような目標は、同じようにダウンの原因になるでしょう。
みんなほどほどに楽しくやっておられました。これでよいのです。それがほどほどの数字になりました。なんと驚くなかれ、売上金額と食材や資材費の差し引きは100円以内でした。トントンだったのです。ほどほどが一番効率的なのかもしれませんね。「がんばらない」というのはとても大事なことです。ほどほどに楽しむ姿勢が周囲を元気にさせて、一番働きやすい環境をつくるのだと思います。頑張り過ぎない――これは、舌癌を経験した私には身に染みる経験になりました。
(カトー折り 防災士 加藤 祐一)
■今月のカトー折り
~きれいな箱~
今月のカトー折りを紹介します。
私は避難生活に役立つカトー折りという書籍を2018年に出版しているのですが、これをネットで検索してみたところ、結構と掲載や販売されておりましてびっくりしているところです。その中で「防災ママかきつばた」さんがこの本が役立つよ〜って紹介されているんです。嬉しかったです。ほら折って作った箱がこれですって紹介している箱、今回はこの箱の折り方を紹介します。きれいにつくれる箱です。縁がないので並べることができます。積み木代わりにして遊んでいる方もいました。
■参考:防災ママかきつばた
【防災本紹介】「避難生活に役立つ「カトー折り」」を読みました!
https://ameblo.jp/bosaimama/entry-12703161314.html
(カトー折り 加藤 祐一)