アメリカ便り(第五十七歩)

■ワクワクの2026年を!
いよいよ今年も師走。皆さんにとって今年はいかがでしたでしょうか?
職場ではサンクスギビングのホリデーシーズンに日本に旅行に行ったアメリカ人が多数いました。ネットで調べた情報をもとに新幹線を割安に入手してあちこち旅行されたそうです。私の上司は白人で30歳半ば、すらっとしてハンサムで頭が良い青年。今年結婚したので新婚旅行に日本旅行を計画していたそうです。帰国早々、旅先で撮影したスマホ写真を見せながら楽しく報告してくれました。日本は安くて治安が良くて食べ物は美味しいし綺麗だし人は優しくて親切で絶対また行きたい!と喜んでましたが、そんな彼らに日本で困ったことはなかったか聞いてみたところ、驚いた返事が返ってきました。それは、コンビニエンスストアで売っているおにぎりやお弁当、揚げ物やおでんなどがとても安くて美味しいのはいいけれど、食べる場所がなかったとのことでした。私の地元茨城のコンビニでは、店内に数名が座って食べられるようなスペースがありますが、都内ではいかがなものでしょうか?彼らは都コンビニ横にあったオフィスビルのロビーの片隅でお弁当を食べようとしたところ、警備員がやってきてここで飲食はダメだと。結局、コンビニ前のガードレールに腰掛けて外で食べたのだそうです。自分が学生だったらそうしたかもしれないが今はそんなことはしないと答えましたが、ではどこで食べたら良かったのかと問われ思わず返答に困ってしまいました。調べると渋谷などでは夜のコンビニ前でお酒を飲みながら騒ぐ人たちが多くて大変だとか?渋谷センター街からコンビニが無法地帯化の被害で撤退相次ぎとの事、残念です。うーん、どうしたものか、考えてしまいます。公園とかを増やせば良いのでしょうか。。。 興味深い課題です。
さて、相変わらず、地上波は利権を握るグローバリストの思惑通りの報道で世論を操っているように思います。これは日本だけでなく、アメリカその他の国々でも同様なようです。そんな中、トランプ政権は発足後、バイデンの悪政事業を止めさせて、米国第一主義、経済ナショナリズムを強化する政策をどんどん進めているようです。もちろんそれを印象良く報道するマスコミは少ないと思いますが、少なくともダラスの治安は良くなってきた印象があります。世の中で起きている真実を追いかけることは大変ですが、今後の動きにますます注目です。
一方、日本の未来を案ずる我々としましては、始動したばかりの高市政権の動向がとても気になる年末です。地上波のニュースは偏向報道が多く、全く見る気になれませんが、ダメだだめだと言われ続けていた石破政権でしたが、実際は農業を助ける行動をされていたり、他にもいわゆる保守的な改革をされていたと知って、やはり地上波に騙されてはいけないと思いました。にも関わらず、高市政権下の新しい農林水産大臣が日本人をますます貧しくする方向にしか見えない方向性でがっかり。唯一の期待の星は片山さつき大臣。都議の佐藤さおり氏とぜひ協力体制とっていただきたいものですが、ネットの動画や記事から得た情報からは、年末選挙になるのではと予想しているところです。どんなに保守的なアピールをしても自民は自民。やはり日本人ファーストで改革できる党になってもらいたいと願っております。憂国連合と参政党を陰ながら応援しておりますが、彼らはアメリカの記事でも注目されているようです。ぜひ、頑張ってもらいたいところです。
私事ですが、実は、先月末に職場で突然の大型リストラがあり約160人がレイオフ。運良くリストの中に入らず喜んだのもつかの間、来年末までに計400人の削減する予定だそうでびっくり。さてさてどうしたものか、色々と今後の身の振り方に対して思案せざるを得ない状況になって参りました。アメリカではこうしたレイオフは日常茶飯事とは言え、身に降りかかってしまうと大変です。先日久しぶりに昔の同僚と顔を合わせ、HOW YO DOIN?(最近どう?)とテキサスなまりで挨拶され、I’M STILL HANGING IN THERE!(なんとか生き残ってます~)返事するしかありませんでした。(汗)こちらでは定年はありませんが、そろそろリタイアして色々とやりたいことに専念したいという思いが日に日に強まってきています。自分の本心の声を聞きながら、ワクワク感を持って光の指す方向に進んでいければと思っている次第です。
皆様にとって素晴らしい2026年でありますように、心よりお祈り申し上げます。どうぞ良い年末年始をお過ごしくださいませ。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
ではまた!
(米テキサス 谷 景太)

【執筆者プロフィール】
谷 景太(たに けいた)
外資系半導体チップメーカーのエンジニアとして40年勤務。テキサス州ダラス市在住30年。日米交流の助けになるべく、オフタイムには日本からの訪問者を案内している。セキュリティ業界や美術業界における販売促進に実績を持つ。また、五井平和財団の活動に賛同し、ユース作文プロジェクトでのボランティアを10年以上務める。オーストラリアのボンド大学MBAを中退し、最近は世の中の真実を追及すべく長年のエンジニアとしての経験・視点から意欲的に研究活動中。本連載では、アメリカに住む日本人から見えるアメリカや日本の動向・様子を観察しながら気づいたことなどを近未来への警鐘をならしながらも楽しく紹介している。